
岩田望来騎手は、若手世代を代表するジョッキーの一人として、中央競馬の重賞や地方交流競走で多くの勝利を挙げています。
父は、JRAと地方競馬の双方で数々の大レースを制してきた岩田康誠騎手です。
競馬一家で育ったことから父との比較が注目されやすい一方、2024年にはアルマヴェローチェで阪神ジュベナイルフィリーズを制し、自身の手でJRA・GⅠ初勝利をつかみました。
2026年も毎日杯とユニコーンステークスを勝つなど勝利を重ねていますが、6月には不注意騎乗による騎乗停止処分も発表されています。
ここでは、岩田望来騎手の基本プロフィール、デビュー後の歩み、代表馬、父との関係、趣味、海外での経験、2026年の最新状況について分かりやすく紹介します。
岩田望来騎手は、人気馬だけでなく伏兵馬で重賞を勝つこともあり、騎乗馬が発表されると注目を集めるジョッキーです。
ただし、馬券を考える際は、騎手の知名度だけでなく、馬の近走成績、枠順、展開、距離適性まで確認する必要があります。
レース前に判断材料を増やしたい方は、無料予想を公開している競馬予想サイトもあわせて確認してみてください。
岩田望来騎手の基本プロフィール

| 名前 | 岩田望来(いわた みらい) |
|---|---|
| 生年月日 | 2000年5月31日 |
| 出身地 | 兵庫県 |
| 血液型 | B型 |
| 身長 | 約161cm |
| 所属 | 栗東トレーニングセンター・フリー |
| 騎手デビュー | 2019年 |
| 父 | 岩田康誠騎手 |
| 競馬学校 | 第35期生 |
岩田望来騎手は2000年5月31日、兵庫県に生まれました。
父は、地方競馬の兵庫県競馬からJRAへ移籍し、日本ダービーや桜花賞、宝塚記念などを制した岩田康誠騎手です。
幼い頃から競馬が身近にある環境で育ち、JRA競馬学校へ入学。2019年に第35期生として卒業し、栗東の藤原英昭厩舎所属で騎手デビューしました。
初騎乗は2019年3月2日の阪神1Rで、ルプレジールに騎乗して12頭立ての4着でした。
初勝利は同年3月30日の阪神5Rです。ポップフランセに騎乗して勝利し、デビューから約1か月で最初の白星を挙げています。
その後は勝利数を着実に伸ばし、2023年に藤原英昭厩舎を離れてフリーとなりました。
岩田望来騎手の主な代表馬と重賞勝利

岩田望来騎手は、芝の短距離戦から中長距離戦、ダート重賞まで幅広い条件で結果を残しています。
| 代表馬 | 主な勝利 |
|---|---|
| アルマヴェローチェ | 2024年阪神ジュベナイルフィリーズ |
| ロータスランド | 2022年京都牝馬ステークス |
| アスクワイルドモア | 2022年京都新聞杯 |
| マスクトディーヴァ | 2023年ローズステークス |
| ハギノアレグリアス | 2023年シリウスステークス |
| ヨーホーレイク | 2025年京都記念 |
| アルトラムス | 2026年毎日杯 |
| シルバーレシオ | 2026年ユニコーンステークス |
JRA重賞初勝利は、2022年2月19日の京都牝馬ステークスでした。
ロータスランドに騎乗し、好位から抜け出して勝利。デビュー4年目で待望の重賞タイトルを手にしました。
2023年のローズステークスでは、7番人気のマスクトディーヴァに騎乗。阪神芝1800mを1分43秒0で走り、当時のJRAレコードを記録しています。
同年にはライオットガールでレパードステークス、ハギノアレグリアスでシリウスステークスも制し、芝とダートの双方で存在感を高めました。
アルマヴェローチェで61回目のGⅠ挑戦を実らせる
岩田望来騎手にとって大きな節目となったのが、2024年12月8日の阪神ジュベナイルフィリーズです。
この年は阪神競馬場の改修に伴い、京都競馬場の芝1600mで行われました。
岩田望来騎手が騎乗したアルマヴェローチェは5番人気。道中は中団で脚をため、最後の直線で外から伸びると、後続に1馬身4分の1差をつけて優勝しました。
岩田望来騎手にとっては、61回目のJRA・GⅠ騎乗でつかんだ初勝利です。
同期の団野大成騎手や菅原明良騎手が先にGⅠを勝っていたこともあり、本人は喜びとともに、ここまで時間がかかった悔しさについても語っていました。
翌2025年の桜花賞では、同じアルマヴェローチェとコンビを組み、勝ち馬エンブロイダリーにクビ差の2着。GⅠ勝利が一度きりの偶然ではなく、大舞台でも上位を争えることを示しました。
父・岩田康誠騎手とは異なる道を歩む
岩田望来騎手を語るうえで、父・岩田康誠騎手との関係は欠かせません。
岩田康誠騎手は地方競馬からJRAへ移籍し、デルタブルース、ウオッカ、ジェンティルドンナ、ロードカナロアなど、多くの名馬に騎乗してきました。
父は体全体を使った積極的な騎乗で知られていますが、望来騎手は落ち着いて位置を取り、直線まで馬の脚を残すレースも多く見られます。
親子で同じレースに乗る機会もあり、2026年6月17日の関東オークスでは、望来騎手が騎乗したペンダントが優勝し、康誠騎手が騎乗したジュワネングが2着に入りました。
父と比較される立場にありながらも、望来騎手は中央、地方、海外で経験を重ね、自分自身の実績を積み上げています。
海外研修で騎乗技術を学ぶ
岩田望来騎手は、国内だけでなく海外にも積極的に足を運んでいます。
2024年夏にはフランスへ渡り、現地の厩舎で調教や競馬を経験しました。
日本とは異なる馬場、レース中の位置取り、騎手同士の距離感に触れたことは、その後の騎乗にも生かされていると考えられます。
2025年夏にはイギリスへ渡り、ウィリアム・ハガス調教師の厩舎で研修。尊敬するライアン・ムーア騎手と同じ環境で学ぶことを目標にしていました。
同年8月には、イギリスのアスコット競馬場で行われたシャーガーカップにアジア選抜の一員として出場しています。
すでに国内で多くの勝利を挙げていた時期にもかかわらず、新しい環境へ身を置いたことから、さらに上を目指す姿勢が伝わります。
趣味は野球や映画|休日は自宅で過ごすことも
JRAのUMAJO公式ページでは、競馬以外で好きなスポーツとして野球を挙げています。
休日は家でゆっくり過ごし、ときどき映画を見に行くと回答しています。好きな作品はONE PIECE、好きな歌手はコブクロです。
また、好きな食べ物として焼肉と海鮮を挙げており、嫌いな食べ物はないとしています。
騎手にとって体重管理は欠かせませんが、本人は体重を保つためのポイントとして「食べたら動くこと」と答えています。
レース前には特別なことを考えず、げん担ぎも行わないとのことです。大切な場面でも普段通りに過ごすことを意識している様子がうかがえます。
2023年のワールドオールスタージョッキーズで優勝
2023年8月に札幌競馬場で行われたワールドオールスタージョッキーズでは、初出場で個人優勝を果たしました。
この大会は、日本、地方競馬、海外から選ばれた騎手が4レースに騎乗し、着順に応じた合計ポイントを競います。
岩田望来騎手は4戦で合計56ポイントを獲得し、レイチェル・キング騎手や武豊騎手を上回って1位となりました。
1頭の有力馬に恵まれただけでは勝てない大会であり、異なる距離や条件の馬に対応する力が求められます。
若手のうちに国際騎手招待競走を制したことは、岩田望来騎手の名前を広く知らしめる結果となりました。
2025年にJRA通算600勝を達成

岩田望来騎手は、2025年12月28日の阪神2Rでデアヴェローチェに騎乗して勝利し、JRA通算600勝を達成しました。
2019年3月のデビューから7年足らずで到達した記録です。
2026年6月22日時点では、JRA通算672勝。2026年だけでも411回騎乗して71勝を挙げ、勝率17.3%、連対率30.7%を記録しています。
2026年の重賞では、アルトラムスとの毎日杯、シルバーレシオとのユニコーンステークスを勝利しました。
芝とダートの3歳重賞をそれぞれ制しており、今後のクラシックや古馬重賞でも騎乗依頼が集まる可能性があります。
2026年6月の騎乗停止は何があった?
2026年6月21日の阪神1Rでは、岩田望来騎手がゴールドアーチに騎乗しました。
発走直後にゴールドアーチが内側へ斜行し、後方にいたファイナルコマンドが接触して転倒。さらに、転倒した馬にミヤノラングリーが触れてつまずき、騎手が落馬しました。
JRAの発表では、競走を中止した2頭と騎手に異状はありませんでした。
この騎乗により、岩田望来騎手は2026年7月4日から7月19日まで16日間、開催日では6日間の騎乗停止となりました。
通常より長い処分となった理由は、同年5月16日にも不注意騎乗による騎乗停止処分を受けており、短期間に同様の騎乗を繰り返したと判断されたためです。
実績のある騎手であっても、安全面に関する処分は軽く見ることができません。
一方で、今回の件だけでこれまでの全成績を否定するのも適切ではありません。処分を受け止めたうえで、復帰後にどのような騎乗を見せるかが問われます。
岩田望来騎手は経験を重ねる26歳のGⅠジョッキー
岩田望来騎手は、父・岩田康誠騎手の名前が注目される環境でデビューしながら、勝利数と重賞実績を着実に積み上げてきました。
2022年にロータスランドでJRA重賞初勝利を挙げ、2023年にはワールドオールスタージョッキーズで優勝。2024年にはアルマヴェローチェでJRA・GⅠ初勝利を達成しています。
フランスやイギリスで研修を行い、国内で結果を残した後も新たな経験を求めてきた点も、今後を考えるうえで注目したい部分です。
2026年は毎日杯とユニコーンステークスを制し、6月22日時点で年間71勝を記録しました。
ただし、6月に発表された騎乗停止については、安全を守る立場として重く受け止める必要があります。
復帰後に同じことを繰り返さず、積み重ねてきた技術をレースで示せるかが、今後の評価を左右するでしょう。
まだ26歳であり、騎手としての年月はこれからも続きます。どの馬と新たな大レースを制し、どのようなジョッキーへ成長していくのか、今後の騎乗にも注目です。
岩田望来騎手は、芝とダートの双方で重賞を勝ち、人気薄の馬を上位へ導いた実績もあります。
ただし、騎手名だけで馬券を決めるのではなく、騎乗馬の状態、距離、枠順、当日の馬場まで確認しておきたいところです。
次のレースで予想材料を増やしたい方は、無料で確認できる競馬予想も参考にしながら、買い目を検討してみてください。
