
「中央競馬と地方競馬は何が違うの?」「地方競馬でも馬券を買えるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
競馬には大きく分けて中央競馬と地方競馬の2種類があります。
中央競馬はJRA(日本中央競馬会)が開催する競馬で、東京・中山・阪神・京都など全国10か所の競馬場で行われています。
一方、地方競馬は都道府県や指定市町村などが主催する競馬で、全国各地の競馬場で開催されています。
どちらも競走馬がレースを行い、馬券を購入して楽しめる点は共通していますが、開催される競馬場や開催日、レースの特徴、出走する競走馬などにはさまざまな違いがあります。
この記事では競馬初心者にも分かりやすく、中央競馬と地方競馬の違いを比較しながら、それぞれの特徴や楽しみ方について解説します。
中央競馬とは?
中央競馬とは、JRA(日本中央競馬会)が主催・開催する競馬のことです。
地方自治体などが主催する地方競馬とは運営する団体が異なり、開催される競馬場やレースのスケジュールにも違いがあります。
中央競馬では芝やダートのコースを使ったさまざまなレースが行われており、GⅠをはじめとする重賞競走も開催されています。
中央競馬を開催しているJRAとは?
JRAとは日本中央競馬会(Japan Racing Association)の略称です。
JRAは中央競馬の開催をはじめ、競走馬や騎手、調教師などに関する業務を行っています。
全国の競馬場やウインズなどを運営し、中央競馬を年間を通して開催しています。
競馬ファンの間では「JRA」と「中央競馬」が同じ意味で使われることもありますが、厳密にはJRAは中央競馬を開催する組織、中央競馬はJRAが開催する競馬という違いがあります。
中央競馬が開催される競馬場
中央競馬は全国にある10か所のJRA競馬場で開催されています。
具体的には以下の競馬場です。
- 札幌競馬場
- 函館競馬場
- 福島競馬場
- 新潟競馬場
- 中山競馬場
- 東京競馬場
- 中京競馬場
- 京都競馬場
- 阪神競馬場
- 小倉競馬場
これら10競馬場をすべて同時に使用するわけではなく、時期に応じて2~3か所の競馬場を使いながら年間を通してレースが開催されます。
競馬場によってコースの形状や直線の長さ、坂の有無などが異なるため、競馬予想では「どの競馬場でレースが行われるのか」も重要なポイントになります。
中央競馬はいつ開催される?

中央競馬は基本的に土曜日・日曜日を中心に開催されています。
祝日を利用して3日間開催となる場合もあります。
年間を通して開催されており、2026年度は1月4日から12月27日まで開催日程が設定されています。
また、1日に複数のレースが行われ、通常は1日最大12レースが実施されます。
開催される競馬場やレース数は開催日によって異なるため、事前にJRAの開催日程や出馬表を確認しておくとよいでしょう。
地方競馬とは?
地方競馬とは都道府県や指定市町村、地方自治体で構成される一部事務組合などが主催する競馬のことです。
JRA(日本中央競馬会)が主催する中央競馬とは異なり、地方競馬では全国各地の自治体などがそれぞれ競馬を開催しています。
地方競馬は「公営競馬」と呼ばれることもあり、地域の財政や畜産振興などにも役立てられています。
地方競馬には、中央競馬とは異なる競馬場や開催スケジュール、レースの特徴があります。
特に平日にもレースが開催されることや、夜に行われる「ナイター競馬」があることは地方競馬ならではの特徴です。
地方競馬を主催している団体とは?
地方競馬は都道府県や市町村などの地方自治体、または複数の自治体で構成される一部事務組合が主催者となって開催しています。
2026年2月の時点で、地方競馬の主催者は全国14団体あります。
一方、地方競馬全国協会(NAR)は地方競馬そのものを主催する団体ではありません。
NARは競走馬や馬主の登録、調教師・騎手の免許などを行い、地方競馬が公正かつ円滑に開催されるよう各主催者を支えています。
そのため簡単に整理すると、「地方自治体などが競馬を開催し、NARが地方競馬全体を支える」という仕組みになっています。
地方競馬が開催される競馬場
地方競馬は、全国12都道県にある15か所の競馬場で開催されています。
主な競馬場は以下の通りです。
- 帯広競馬場(北海道)
- 門別競馬場(北海道)
- 盛岡競馬場・水沢競馬場(岩手県)
- 浦和競馬場(埼玉県)
- 船橋競馬場(千葉県)
- 大井競馬場(東京都)
- 川崎競馬場(神奈川県)
- 金沢競馬場(石川県)
- 笠松競馬場(岐阜県)
- 名古屋競馬場(愛知県)
- 園田競馬場・姫路競馬場(兵庫県)
- 高知競馬場(高知県)
- 佐賀競馬場(佐賀県)
地方競馬には一般的なサラブレッドのレースだけでなく、帯広競馬場で行われる「ばんえい競馬」のような独自の競馬もあります。
ばんえい競馬では、馬がそりを引きながら力と速さを競います。
地方競馬はいつ開催される?

地方競馬は中央競馬とは異なり、平日・休日を問わず開催されているのが大きな特徴です。
年間を通してほぼ毎日、全国のどこかの競馬場でレースが開催されているため土日以外でも競馬を楽しめます。
また、地方競馬では昼間のレースだけでなく、夜間に開催される「ナイター競馬」も人気です。
大井競馬場や川崎競馬場、門別競馬場などではナイター開催が行われており、仕事や学校が終わった後でも競馬を楽しめます。
このように「平日にも競馬ができる」「夜でもレースを楽しめる」という点は、地方競馬の大きな魅力といえるでしょう。
馬券の買い方に違いはある?
中央競馬と地方競馬では開催される競馬場やレースが異なりますが、馬券の基本的な買い方には大きな違いはありません。
単勝・複勝・馬連・馬単・ワイド・3連複・3連単など、共通して購入できる馬券の種類が多く、100円単位で購入できます。
JRAでは中央競馬の馬券を競馬場やウインズ、インターネットなどから購入でき、地方競馬についても即PAT・A-PATを利用してインターネット投票が可能です。
ただし、地方競馬には中央競馬にはない投票方式が用意されている場合があるなど、細かな違いがあります。
また、購入できるレースや発売時間は利用する投票サービスによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
馬券の買い方そのものは大きく変わらないので、中央競馬を普段から楽しんでいる人であれば、地方競馬も比較的スムーズに始められます。
中央競馬と地方競馬、どちらが人気?
中央競馬と地方競馬では、中央競馬のほうが一般的な知名度や売上規模が大きいといえるでしょう。
JRAの2025年度の中央競馬では年間の売得金が約3兆4,853億円、中央競馬のお客様総数は約2億637万人となっています。
一方、地方競馬にも根強いファンが多く、中央競馬とは違った魅力があります。
特に平日にも開催されることや、夜間に行われるナイター競馬などは地方競馬ならではの特徴です。
そのため「どちらが人気か」だけでなく、週末に大きなレースを楽しみたいなら中央競馬、平日や夜にも競馬を楽しみたいなら地方競馬というように、自分のスタイルに合わせて選ぶのもおすすめです。
中央競馬と地方競馬、初心者にはどちらがオススメ?
中央競馬と地方競馬のどちらが初心者に向いているかは、競馬を楽しむ目的によって変わります。
初めて競馬をする人で、まずは有名なGⅠレースや大きな競馬場でのレースを楽しみたい場合は、中央競馬から始めるのがおすすめです。
土曜日・日曜日を中心に開催されているため、週末のレジャーとしても楽しみやすいでしょう。
JRAの開催は原則として土曜日・日曜日・祝日を中心に組まれています。
一方、平日にも競馬を楽しみたい人や、仕事終わりにナイター競馬を楽しみたい人には地方競馬が向いています。
地方競馬は平日・休日を問わず年間を通して開催されており、ナイター競馬も行われています。
そのため中央競馬とは違った時間帯で競馬を楽しめるのが魅力です。
また、中央競馬と地方競馬では競馬場の特徴や出走馬、レース展開などにも違いがあります。
どちらか一方だけに絞る必要はないので、まずは中央競馬で基本的な馬券の買い方や予想方法を覚え、慣れてきたら地方競馬にも挑戦してみるのもよいでしょう。
中央競馬・地方競馬の違いを理解して競馬を楽しもう
中央競馬と地方競馬はどちらも競走馬がレースを行い、馬券を購入して楽しめるという点では共通していますが、主催者や開催される競馬場、開催日、レースの特徴などにはさまざまな違いがあります。
中央競馬はJRAが主催し、土曜日・日曜日を中心に大きなレースが開催されるのが特徴です。
一方、地方競馬は全国各地の自治体などが主催し、平日や夜間にもレースを楽しめるという魅力があります。
また、地方競馬から中央競馬へ、あるいは中央競馬から地方競馬へ移籍する競走馬もいるため、両方の競馬を知ることで競走馬の活躍をより幅広く楽しめるでしょう。
「週末に大きなレースを楽しみたい」「平日や仕事終わりにも競馬を楽しみたい」など、自分のライフスタイルや好みに合わせて中央競馬と地方競馬を選ぶのもおすすめです。
それぞれの違いや特徴を理解して、中央競馬と地方競馬の両方を楽しんでみてはいかがでしょうか。


