
競輪の出走表に記載されている「ギヤ倍数(ギア比)」は、選手が使用する自転車のギヤの比率を表した数値です。
ギヤ倍数によってペダルの踏みやすさやスピードの伸び方などが変わるため、競輪予想をするうえでもチェックしておきたいポイントのひとつです。
この記事では競輪のギヤ倍数とは何か、ギヤ倍数の計算方法や高い・低い場合の特徴、予想での見方について初心者にもわかりやすく解説します。
競輪のギヤ倍数とは?
競輪の「ギヤ倍数(ギア比)」とは自転車の前側にある大ギヤと、後輪側にある小ギヤの歯数の比率を表した数値です。
出走表には選手が使用するギヤ倍数が記載されており、選手ごとのギヤ設定を確認できます。

引用元:楽天 Kドリームス
ギヤ倍数が高いほどペダルを1回転させたときに後輪がより多く回転するため、スピードを伸ばしやすくなる一方、ペダルを踏み込むために大きな力が必要になります。
反対にギヤ倍数が低い場合はペダルを回しやすく、加速や踏み出しがしやすくなります。
このようにギヤ倍数は選手の走り方やレース展開にも関係する重要な要素です。
競輪予想ではギヤ倍数の数字だけで判断するのではなく、選手の脚質や戦法、直近の成績などとあわせて確認することが大切です。
競輪のギヤ倍数には制限がある
競輪では選手が使用できるギヤ倍率に上限が設けられています。
現在は男子の競輪競走では4.00倍未満、女子の競輪競走では3.80倍未満と定められています。
これは大きなギヤを使用することで落車などの事故につながる危険性が高まることや、大ギヤによってレース展開が単調になることなどを考慮して設定されたものです。
そのため、出走表で選手のギヤ倍数を確認するときも、男子と女子では使用できるギヤ倍数の範囲が異なることを覚えておきましょう。
ギヤ倍数が高い・低いと具体的に何が変わる?
競輪のギヤ倍数は、高いか低いかによってペダルの踏みやすさや自転車の進み方が変わります。
ギヤ倍数が高い場合はペダルを1回転させたときに後輪がより多く回転するため、スピードを伸ばしやすい反面、ペダルを踏み込むために大きな力が必要になります。
一方、ギヤ倍数が低い場合はペダルを軽く回しやすくなるため、加速や踏み出しがしやすいという特徴があります。
ギヤ倍数が高い場合
ギヤ倍数が高い自転車では、ペダルを1回転させたときに進む距離が長くなります。
そのためトップスピードを維持したい場面では有利になりやすい一方、ペダルを踏み込むための脚力が必要です。
特にスピードを乗せてからの伸びを重視する選手にとっては、ギヤ倍数の高い設定が適している場合があります。
ただし、ギヤ倍数が高ければ必ずレースで有利になるわけではありません。
踏み出しや加速に大きな力が必要になるため、選手の脚力や脚質によっては負担が大きくなることもあります。
ギヤ倍率が低い場合
ギヤ倍率が低い場合は、高いギヤ倍率と比べてペダルを回しやすくなるため、スタート直後の加速やペースの変化に対応しやすいという特徴があります。
一方でペダル1回転あたりの進む距離は短くなるため、スピードを伸ばす場面では高いギヤ倍率に比べてペダルを多く回す必要があります。
そのためギヤ倍率の低さにもメリットとデメリットがあり、「低いから不利」とは一概に言えません。
ギヤ倍数が高い=有利ではない
競輪ではギヤ倍数の高さだけで、選手の強さや着順が決まるわけではありません。
選手によって脚力や脚質、得意とする戦法が異なるため、自分の走りに合わせて適したギヤ倍数を選択することが重要です。
競輪予想でギヤ倍数を見る場合は「高いから有利」「低いから不利」と単純に判断するのではなく、選手の脚質や直近の成績、戦法、レース展開などとあわせて確認するようにしましょう。
ギヤ倍数から選手の脚質や走り方を判断できる?
競輪のギヤ倍数を見ることで、選手がどのような走り方を得意としているのかを考えるための参考にできます。
一般的にギヤ倍数が高い場合はスピードを伸ばしやすく、低い場合はペダルを回しやすいという特徴があります。
そのため、ギヤ倍率の違いから、選手がスピードを重視しているのか、加速や踏み出しを重視しているのかを推測することができます。
ただし、ギヤ倍数だけで選手の脚質を判断することはできません。
競輪の脚質には「逃げ」「捲り」「差し」「追込」などがあり、選手によって得意な戦法やレース展開は異なります。
ギヤ倍数はあくまで、選手の走り方を判断するための材料のひとつとして考えましょう。
ギヤ倍数が高い選手はスピードを活かした走りに向いている
ギヤ倍数が高い場合ペダル1回転あたりの進む距離が長くなるため、スピードに乗った状態からさらに伸ばす走りに向いています。
そのため、スピードを活かした「捲り」や、先行してそのままスピードを維持するような走りを得意とする選手では、高めのギヤ倍数が選択されることがあります。
一方で、ギヤ倍数が高くなるほどペダルを踏み込むための力も必要になるため、選手の脚力やレース展開によっては負担が大きくなる場合があります。
ギヤ倍数が低い選手は加速や踏み出しを活かしやすい
ギヤ倍数が低い場合はペダルを回しやすくなるため、スタート直後の加速やスピードを変化させる場面に対応しやすいという特徴があります。
そのため、レース中に何度も加速する必要がある選手や、軽いギヤを活かした走りをする選手では、低めのギヤ倍数が選択されることがあります。
ただし、こちらも「ギヤ倍数が低い=特定の脚質」と決まっているわけではありません。
ギヤ倍数だけで脚質を決めつけないように注意
ギヤ倍数は選手の走り方を推測するうえで参考になりますが、脚質を判断するときは選手の過去の成績や決まり手、競走得点なども確認することが重要です。
競輪予想でギヤ倍数を活用する場合は、「ギヤ倍数が高いから捲り向き」「低いから逃げ向き」と単純に判断するのではなく、実際のレースでどのような走りをしている選手なのかを確認したうえで、ギヤ倍数を補助的な情報として活用するとよいでしょう。
「ギヤ倍数」に関してよくある質問
A.競輪のギヤ倍数とは、自転車の大ギヤと小ギヤの歯数の比率を表した数値です。
出走表に記載されており、選手がどのようなギヤ設定でレースに出走するのかを確認できます。
ギヤ倍率が高いほどスピードを伸ばしやすく、低いほどペダルを回しやすいという特徴があります。
A.ギヤ倍数は大ギヤの歯数を小ギヤの歯数で割って計算します。
たとえば大ギヤが50枚、小ギヤが25枚の場合は「50÷25=2.00」となり、ギヤ倍数は2.00倍です。
A.ギヤ倍数が高ければ必ず有利になるわけではありません。
高いギヤ倍数はスピードを伸ばしやすい一方で、ペダルを踏み込むために大きな力が必要になります。
選手の脚力や脚質、レース展開によって適したギヤ倍数は異なるため、ギヤ倍数の数字だけで有利・不利を判断することはできません。
A.いいえ、ギヤ倍数が低いからといって不利になるわけではありません。
低いギヤ倍数はペダルを回しやすく、加速や踏み出しがしやすいというメリットがあります。
選手の脚質や走り方によっては、低いギヤ倍数が適している場合もあります。
A.はい。競輪では使用できるギヤ倍数に制限が設けられています。
現在は男子が4.00倍未満、女子が3.80倍未満とされています。
そのため出走表でギヤ倍率を確認するときは、男女で上限が異なることも覚えておきましょう。
A.ギヤ倍数は、競輪予想をするときの判断材料のひとつとして活用できます。
ただしギヤ倍数だけで着順を予測するのは難しいため、選手の脚質や競走得点、直近の成績、決まり手、ライン構成などとあわせて確認することが重要です。
「ギヤ倍数が高いから買い」と単純に判断するのではなく、選手の特徴やレース展開と照らし合わせながら予想に活用するとよいでしょう。
ギヤ倍数を理解したら予想にチャレンジしよう
競輪のギヤ倍数は選手が使用する自転車のギヤの比率を表す数値で、高い・低いによってペダルの踏みやすさやスピードの伸び方が変わります。
ただし、ギヤ倍数だけで選手の強さやレース結果を判断することはできないため、脚質や直近の成績、ライン構成などとあわせてチェックすることが大切です。
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